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![]() ひょんなことから、お宝呼ぶに相応しい20枚強の写真を手にすることができた。 80年代にプロのカメラマンの手で撮影されたジャズ・ミュージシャンの生写真である。 それも、半分以上に直筆のサインが入っているのだ。 おそらく、ジャズ好きの方ならそうなると思うが、私も、今は亡きマイケル・ブレッカーやエルビン・ジョーンズ、若き日の日野皓正に渡辺貞夫等々の生写真をこの手にしたときは、暫し時を忘れて見入ってしまった。 そこで、私だけが独り占めするのも忍びなく思い、閲覧できるページを作ってみた。興味のある方はメールでご一報くださればURLをお送りします。
![]() 新しいメトロノームがやって来た。デザインも今風で、心なしか音も元気である。 これで、toniaさんに教わった ♪いちと~にいと~♪ のリズムで、ジャズを極める日も近づいたかな???
![]() 私が長年愛用してきたメトロノームである。 購入したのはギターを弾きはじめた頃であるから、かれこれ40年は経っている筈だ。 コッチンカッチンと正確さだけが生き甲斐のように動くこいつと向き合いながら、スケール練習に励んだことを思い出す。 サックスを吹き始めたのを期に、押入れで眠っていたのを引っ張り出し使ってきたのだが、どことなくしっくりこない部分を感じていた。それでも、音楽を始め最初に出会った相棒でもあり、懐かしく使っていたのである。 その日も、こいつと向き合ってスケール練習をしていた。そこへ現れたのがtoniaさん。 聞けば、その昔、彼女もこれと同じものを使っていたとのこと。懐かしいとばかり動かしはじめた開口一番 『左右の触れ幅が違うしぃ~』 なるほど、じっくりと見てみれば、行きはヨイヨイ帰りはコワイとばかり、微妙にリズムがずれている。これまでしっくりとこなかったのは、それが原因だったようだ。 私の『何かおかしいなぁ~』を瞬時に解決してくれるとは、流石は現役ミュージシャン。いつもながらの、感謝である。 まっ、今更ながら、それに気づかない私が『どうよっ!』ってことなのだが、お陰で、このメトロノームは役割を全うし、目出度く置物として余生を暮らすこととなった次第である。
![]() 藤原伊織(著) 講談社 2007年 表題作を含めた5編の短編と中篇が1編収録されている本作品集が、著者の事実上の遺作となってしまった。 『オルゴール』と題された中篇は完結している。しかし、連作の形をとった5編の短編は、個別に完結していると言えなくもないが、全体としては未完のままである。 著者が鬼籍に入ってしまわれた今となっては、残された謎を解き明かす術はない。しかし、捕らえようによっては、自分なりの結末を創作してみるのも、藤原伊織フリークの醍醐味であるし、はからずも志半ばにして逝かれえた著者への餞となるような気がしている。
![]() 唐突だが、ハード・ラバーのマウスピースを吹いてみたくなった。そこで、ネットで下調べした挙句、ドイツ製というだけの、何の根拠もない信頼性にすがりつき、ほとんど衝動買いの如く手に入れたのがこれである。 現物を手にした第一印象は。。。『でかっ!』 今までメタルしか吹いた経験がない私の素直な感想がそれだった。 早速、同時に購入したファイブラセルの樹脂製リードを取り付け咥えたところ、ほとんど違和感がなくてひと安心。肝心な音の方は、今夜、店が引けてから試そうと思っている。 追記: 結果は。。。最近使いはじめたリード『マーカ・ジャズ』との相性もよく、吹き心地も含め、すっかり気に入っている。暫くはこれ一本でいけそうである。
![]() Tommy Turrentine(tp) Stanley Turrentine(ts) Horace Parlan(p) George Tucker(b) Al Harewood(ds) 左: SPEAKIN' MY PIECS Jul.1960 右: ON THE SPUR OF THE MOMENT Mar.1961 ♪♪♪
![]() Kentucky Vintage [ ケンタッキー・ヴィンテージ ] バーズ・タウンにある『ケンタッキー・バーボン・ディスティラース』の製品である。 ここで造られたバーボンは私の酒好に合うらしく、 Noah's Mill Rowan’s Creek 12years Pua Kentucky X.O. と、気がつけば、お気に入りの大半を占めていた。 そしてまた、この一本なのであるが、既出の三本と比べ軽さを覚える飲み口の割には舌に残る渋味と甘味のバランスが絶妙なのだ。このあたりは流石と言うべきだろう。これでまた1本、私のお気に入りが増えた訳である。
![]() WATHEN'S [ ワッセンズ ] 1812年創業のメドレー社の創業主であるメドレー家に代々伝わる秘蔵のイースト菌とシングル・バレルへのこだわり。 その証がキャップシールに手書きされた 『バレルナンバー』 『ボトリング日付』 そして、チャールズ・ワッセン・メドレー氏のサインなのかも知れない。 そんな思いを巡らせながら、あとひとつのこだわり 『97プルーフ』 の意味をかみ締めるように一口含むと、密度の濃い旨みが広がってきた。 ゆったりと落ち着いた時間を過ごせる時にでもチビチビとやりたい上質のバーボンである。 がっ。。。日ごろバーボンを呑みなれていない方にとって、それは苦味としか感じられない残味感ではないだろうか。そう考えれば、万人に勧められる銘柄ではない。 でも、私は好きである。
![]() 左: BLOWING IN FROM CHICAGO / Mar. 1957, Blue Note#1549 中: CLIFF JORDAN / Jun. 1957, Blue Note#1565 右: CLIFF CRAFT / Dec. 1957, Blue Note#1582 ♪♪♪
一芸に秀でた方のおっしゃる言葉には深みがある。
ある写真家 (カメラマンではなく敢えてそう呼びたい) が、雑誌の対談記事で 「近頃はすくっと立つ若者が少なくなった」 と嘆いておられた。なるほど、若者の写真が載っている雑誌をながめて見ると、どの若者も身体の線が曲がったり捩れたりしている。このあたり、物事を視覚で捉えておられる方の洞察力は流石である。 話は逸れるが、私は翻訳された書物、中でも原作が日本語以外で書かれた小説の類は、ほとんど読むことがない。何故なら、使われる語彙(ごい)により作品の色づけが変わってしまうと思うからである。 例を挙げれば「ゴースト」を「おばけ」「悪霊」「魑魅魍魎」と訳すだけで、それぞれ趣が違った作品になってしまうだろう。翻訳家はその道のプロであるから、そのあたりは考えて訳されるであろうが、少なからずその人の色は織り込まれてしまうことは避けられまい。極論すれば、その翻訳家の作品といってしまっても良い。 現に、翻訳物を好む友人などは、「**の翻訳した**が好きだ」などという表現をする。とすればやはり、作者が意図することを汲み取るためには書かれた言葉で理解しなければならないということになるのだが、それが私にとって大問題なのである。 困ったことに、私の好きなミステリーの分野では、名作と称される作品は海外の物に多くみうけられるからだ。 となれば、原書を読めばよい訳なのだが、私の貧弱な英語力からして、それは到底叶わぬ夢なのである。 因みに、練習のつもりで辞書を片手に挑戦したことはあるのだが、ミステリー雑誌の記事を数ページ理解するのに一週間も浪費する始末。これでは、私に残された時間を数えながら、逝くまでに読める冊数を考えただけでため息が漏れただけであった。今更ながら、遊び呆けていた学生時代が悔やまれてならない。 その昔、二葉亭四迷がツルゲーネフの作品を英語から重訳した際 「アイ・ラヴ・ユー」 を 「死んでもいいわ」 と訳したそうである。 私が一芸に秀でることなどは、もはや叶わぬ夢であるが、できることなら、このような豊かでしなやかな感性だけでも身に付けたいものである。
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